ジンバブエの「国宝級」巨大ゾウをドイツ人観光客が射殺

こんにちは、クピトイズの宮越です。
何か、また、嫌なニュースを目にしてしまいました。
ジンバブエ最大級の巨体を誇る50歳を超えた雄ゾウが、ドイツ人観光客に射殺されたとのニュースです。
射殺したドイツ人は、6万ドル(約720万円)を支払って、この象をハンティングしたとの事です。
つい先日は、黒いたてがみを持ったライオン「セジル」も同じようにジンバブエで殺されました。
トロフィーハンティングという、野生動物を合法的に狩猟するスポーツの犠牲になったのです。
ハンターたちにしてみれば、「俺は金を払って正式に動物をハンティングする権利を得たのだ。何も悪いことはしていない。」と嘯くでしょう。
確かに、その通りかも知れません。だけど、それは、人間が勝手に決めた人間社会の中だけの取決めです。
象もライオンもそんな事は、全く知らないのです・・・

ジンバブエという国は、とても貧しい国です。
金になるなら、地元の人たちは、平気で動物を殺すでしょう。
生きていくには仕方ないのかもしれません。
だから、この問題はハンターだけの問題では無いのです。
アフリカの貧困問題が、大きな影を落としているのです。

さしたる理由もなく、「スポーツ」の一環で動物を殺すという神経が、私にはわかりません。
そのスポーツも、人間側は100%の安全が保たれているという、全く卑怯なスポーツです。
こんなものは、スポーツですら無いのかもしれません。

「14656 アフリカ象(オス)」
アフリカ象(オス)

ハンターから撃たれた鉛の玉は、象の眉間に当りました。
よろめきながら歩く彼に次々と玉が放たれました。
もんどり打って倒れた時、彼は何を見たのだろう。
アフリカの青い空の下、彼は静かに目を閉じました。

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