私が子供の頃、ウルトラマンや仮面ライダー等の怪獣、戦隊ものに交じって、黄金バットという、ガイコツとコウモリをモチーフにしたなにやら不気味で、子供心にもなぜこんな気持ちワルイやつがヒーローなんだ?と思ったアニメが放映されていました。
見た目もそうなのですが、笑声がまた独特で、ストーリなどは全く忘れているのですが、あの高笑いだけは未だに記憶に残っています。
で、この黄金バット、コウモリなどという、到底ヒーローにはなり得ない陰湿なキャラをモチーフにしており、てっきり、アメコミ(アメリカン・コミックス)のヒーローバットマンを参考にしたのだろうな、と自分的には思っていたのです。
で、色々と調べたのですが、なんと、驚くべき事実がわかりました。
日本版の黄金バットは、テレビがまだ無い時代の1930年ぐらいに「紙芝居」の中のヒーローとして誕生したらしいのですが、アメリカ版のバットマンの初出は1939年の事。日本版のほうがアメリカ版より登場が早いんですね。
これにはちょっと驚きました。コウモリなどというマイナーな生き物をヒーローにしてしまうなんて、偶然にしてはおかしすぎます。
まさかとは思いますが、バットマンが黄金バットを参考にしたのでしょうか?
当時は太平洋戦争(1941~1945)が始まる前で、日本は軍国主義に進むまっただ中、アメリカは空前の大景気に沸いており、日本の文化を参考にアメコミヒーローを誕生させたとしても不思議ではありません。
そう考えると、あの気持ちワルイ黄金バットがいきなり輝いて見えますね!
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